学校経営の概要


                                    本校の教育全体図

1 学校教育目標

 

 『 夢を切り拓く 心豊かで たくましい子どもの育成 』

 

 子どもたちが変化の激しい社会の中を自立し他と協働し,新しい価値を創造しながら自分らしい生き方を実現して幸せな人生を過ごしていくことを誰もが願う。そのため学校は,地域や学校の実情,保護者の願い,子どもの発達段階を踏まえ,子どもたちに対して社会を主体的に生き抜くために必要な基礎となる力をバランスよく身に付けさせることが重要であり,このことが学校の極めて重要な責務だと考える。そこで本校では,目指す方向性を学校教育目標として端的に表し,全教職員が組織的にその達成に向けて努力していかなければならない。合わせて,学校教育目標を具現化するために次の子ども像,学校像を目指して取り組んで行く。

 

目指す子ども像           目指す学校像

   ・進んで学ぼうとする子ども      ・子どもが明るく楽しく過ごす学校

   ・思いやりのある子ども        ・教師が課題解決に挑戦していく学校

   ・心も体もたくましい子ども      ・家庭や地域から信頼される学校

 

2 学校経営の方針

  日々の学校運営(=学校教育目標を達成するための教育活動の総称であり,特に教科指導と生徒指導とが重要となる)に当たり,その状況の適切さを常に照らし合わせたり判断したりする根拠となる具体的な事項を学校経営の方針として次のとおり位置付ける。

   ・児童の人間としての調和のとれた育成を目指す。

   ・教育活動を進めるに当たっては生きる力の育成に挑戦していく。

   ・教育公務員としての自覚と使命感を持ち学び続ける教員を目指し,指導力の向上を図っていく。

   ・適切な学校・学級運営を行い家庭や地域から信頼される学校・学級づくりを目指していく。

・教職員の持ち味,主体性,創造性,協働性が発揮される職場づくりに努めていく。

 

3 本年度の最重要課題

  北杜市立の小学校に通う児童のために行われる教育活動は,「北杜市の学校教育「原っぱ教育」」の方針を基本に据えなければならない。合わせて,北杜市の学校教育の課題は当然本校の課題ともいえる。これらのことから本年度,本校では山梨県教育委員会や北杜市教育委員会の教育方針や課題を踏まえ,本校の実情を考慮し次のとおり最重要課題を設定する。この最重要課題は全教職員が常に意識し,課題の解決に向けて一丸となって取り組んでいくことになる。

 (1)学力の向上

     ・全国学力学習状況調査,山梨県学力把握調査結果で明らかになった児童の課題を踏まえた授業改善を行い,基礎基本の定着,活用する力の育成を目指していく。

    ・特に,教育課程に太字で示された単元の指導については,担任自らが持ち味を発揮し創意工夫した指導に挑戦していく。

 (2)いじめ・不登校の根絶

     ・いじめ防止基本方針に基づく組織的な取り組みを確実に推進していく。

      ・生活意識調査(hyper-QU)結果を踏まえた生徒指導の充実としなやかな心の育成を目指していく。

 (3)郷土を愛する心の育成

    ・地域のひと(人材),もの(自然・産業),こと(文化・行事)を生かした授業を仕組んでいく。

・校外学習の機会を通じてふるさとの良さや価値を再発見する授業を創り上げていく。

(4)安全安心の確保

     ・日常的,定期的,臨時的に点検,評価,改善,実行していく。

     ・交通安全,生活安全,災害安全の各指導において,自分の命は自分で守るための基礎となる力を高め ていく。

 (5)信頼される学校づくり

・学校評価結果を踏まえた学校・学級運営に当たっていく。

・学校に寄せられた意見や要望の実現に向けて家庭や地域と協働しながら取り組んでいく。

 

4 本年度の努力点

(1)「学校教育目標」-「学年・学級目標」-「自己観察書の目標」の系統性を重視した教育活動を推進

・教務会(校長,教頭,教務主任,その時の関係主任によって構成)が中心となり,短期(=月ごと),中期(=学期ごと),長期(=年間)における取組をPDCAサイクルで検証し,全教職員が成果や課題を共有し,その後の指導に生かしていく。

(2) 最重要課題の解決に挑戦

 ア 学力の向上

    ・教務主任,授業改善主任を中心にして,基礎基本を確実に習得するための繰り返し学習,条件に合わせて自分の考えを発表したり書いたりする学習への取組方策を考え,実施,改善していく。

        ・教務主任,該当学年担任を中心にして,児童に過去の全国学力学習状況調査,山梨県学力把握調査にチャレンジさせ,児童自らが求められている力を実感し学習意欲を高める。

       ・教務主任,授業改善主任を中心にして,タブレット端末を活用した授業を実践していく。

      ・基礎基本の定着,活用する力の育成につながる家庭学習の充実を図っていく。

・教頭,研究主任を中心にして,前年度の研究成果や課題を踏まえた校内研究の充実を図っていく。

      ・教頭を中心にして,1校時の開始時刻に合わせて授業が開始できる学校体制づくりに取り組む。

  イ いじめ・不登校

・生徒指導主任を中心にして,定期的にいじめ防止対策委員会を開催し,取り組み状況を検証し改善を図っていく。

・生徒指導主任,道徳主任,児童会主任を中心にして,北杜市日常的重点実践項目(あいさつ,掃除)に継続的に取り組み,心のふれあいを深めさせ楽しい学校生活の実現を図っていく。

・道徳主任を中心にして,「私たちの道徳」の活用を促す道徳教育全体計画を作成したり「特別の教科である道徳」に対応したりしていく。

  ウ 郷土を愛する心の育成

・教務主任,郷土学習主任を中心にして,郷土を愛する心を育成するための全体計画を作成する。

・教務主任,郷土学習主任を中心にして,生活科の学習,大豆づくり,村山六ヶ村堰水源ウォーク,米づくり,浅川伯教・巧兄弟の学習と関わらせながらふるさとについて考える時間を位置付けていく。

  エ 安全安心の確保

・教頭,生徒指導主任を中心にして,訓練や指導を振り返り実効性のあるものに高めていく。

・教頭,生徒指導主任を中心にして,家庭や地域の協力を得ながら登下校時の歩き方,貯水池での事故や交通事故の防止などの指導に当たっていく。

  オ 信頼される学校づくり

        ・各担当者は,学級経営,保健室経営,図書館経営の各方針を踏まえた教育活動の情報を積極的に発信していく。

      ・保護者との約束を果していく。

(3)課題の解決を意識した研修会,研究会に参加

・最重要課題を解決するための何らかの方法を得ることを意識して参加し,その後に還流報告を書面にて行い全教職員が学び合う。


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